☆あゆゆうのログ☆

勉強時間短縮!中小企業診断士・最短独学ストレート合格研究所

R3年度中小企業診断士試験、学習時間450時間で独学ストレート合格したメソッドを紹介していきます。

MENU

【毎日一問】R2・令和2年度企業経営理論第32問【中小企業診断士一次試験】

f:id:ayuyou:20220322172030p:plain

 

あゆゆうです☆

本記事では、毎日一問、中小企業診断士一次試験の問題と解説をブログ記事にし、皆さんと一緒に問題を解くことで、

継続的にアウトプットすることを目指していきます。

 

 

 

R2・令和2年度企業経営理論第32問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
文具の製造・販売を行う中小企業のA社は、従来、売上の多くを大手文具メー
カー向けの多様な OEM 製品からあげてきた。しかし社会のデジタル化が進む一方
で、アナログな文具の人気が高まりつつある昨今の市場環境を鑑みて、A社では今
後自社ブランドによる文具の製造・販売を拡大していくことを検討していた。
A社では、働く若い女性や女子学生が、オフィスや自宅、学校で使用する文具が
有望ではないかとかねてより考えており、①このセグメントにおけるニーズを探り、
確認するためのさまざまな調査を実施することを計画していた。
またこれと並行して、同セグメントに向けて自社ブランドによる製品を発売する
場合、どのような製品ミックスとすべきかについても、検討を重ねていた。

 

(設問 1 )
文中の下線部①に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア オフィスで働く数名の若い女性を対象としたフォーカスグループ・インタ
ビューを実施することにより、このセグメントのニーズに関する一般論を導き
出すことができる。
イ オフィスや自宅、学校における文具の利用に関するエスノグラフィー調査を
実施したところ、フォーカスグループ・インタビューとは異なる結果が得られ
た。そのため両者の結果を考慮して製品開発を進めることにした。
ウ 調査には、質問票を用いる方法や機械装置を用いる方法などがある。後者に
は調査対象者の身体的反応を測定する方法なども含まれるが、これにより得ら
れるデータは複雑であるため、データの分析や解釈、調査結果から導かれる戦
略策定などは、リサーチャーに任せるべきである。
エ 調査を実施する前に、このようなニーズに関して社外ですでに行われた調査
や報告などA社にとっての一次データを入手できないか、十分に検討する必要
がある。

 

(設問 2 )
文中の下線部②に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア  1 つの製品ラインには 1 つのブランドが対応していなければならないため、
A社では発売する製品ライン数と同じだけのブランドを用意する必要がある。
イ A社が発売を計画している小型のホチキスについては、価格や色のバリエー
ションを用意することにより、複数アイテムで販売することを検討していた。
ウ A社の競合企業であるS社では、販売中の文具における特定の製品ラインの
アイテム数を実験的に減らしてみたところ、売上と利益がともに増加した。こ
の結果からS社は、この製品ラインの幅が広すぎると判断した。
エ 製品ラインを立案するためには、一般的には想定する製品ラインを構成する
すべての製品ミックスと製品アイテムを検討する必要がある。

 

https://www.j-smeca.jp/attach/test/shikenmondai/1ji2020/C1ji2020.pdf

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



私の解答プロセス

(設問 1 )
文中の下線部①に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア ①オフィスで働く数名の若い女性を対象としたフォーカスグループ・インタ
ビューを実施することにより、②このセグメントのニーズに関する一般論を導き
出すことができる。

①主語

②×数名だと一般論は導けない。


イ ①オフィスや自宅、学校における文具の利用に関するエスノグラフィー調査を
実施したところ、②フォーカスグループ・インタビューとは異なる結果が得られ
た。③そのため両者の結果を考慮して製品開発を進めることにした。

①主語

②条件

③〇正しい。

 


ウ ①調査には、質問票を用いる方法や機械装置を用いる方法などがある。②後者に
は調査対象者の身体的反応を測定する方法なども含まれるが、③これにより得ら
れるデータは複雑であるため、④データの分析や解釈、調査結果から導かれる戦
略策定などは、⑤リサーチャーに任せるべきである。

①主語

②条件

③条件

④条件

⑤×任せるのではなく、一緒にやるべき。


エ ①調査を実施する前に、②このようなニーズに関して社外ですでに行われた調査
や報告などA社にとっての一次データを入手できないか、③十分に検討する必要
がある。

①主語

②×一次データではなく二次データのこと。

③〇

 

よって、正解はイ

 

(設問 2 )
文中の下線部②に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア ① 1 つの製品ラインには 1 つのブランドが対応していなければならないため、
②A社では発売する製品ライン数と同じだけのブランドを用意する必要がある。

①主語 ×1つのブランドが対応していなければならないわけではない。

②×


イ ①A社が発売を計画している小型のホチキスについては、②価格や色のバリエー
ションを用意することにより、③複数アイテムで販売することを検討していた。

①主語

②条件

③〇正しい


ウ ①A社の競合企業であるS社では、②販売中の文具における特定の製品ラインの
アイテム数を実験的に減らしてみたところ、③売上と利益がともに増加した。④こ
の結果からS社は、⑤この製品ラインの幅が広すぎると判断した。

①主語

②条件

③条件

④条件

⑤×売上と利益の低さの原因が製品ラインの幅であると判断しきれない。ある製品の競争力が無いだけかもしれない。


エ ①製品ラインを立案するためには、②一般的には想定する製品ラインを構成する
すべての製品ミックスと製品アイテムを検討する必要がある。

①主語

②×製品ラインと製品アイテムにより、製品ミックスが構成される。

 

よって、正解はイ

 

必要知識一覧

フォーカスグループ・インタビュー

エスノグラフィー調査

一次データと二次データ

製品ミックス

 

 

覚えたいポイント

一次データと二次データは必ず覚えておきたいです。

製品ミックスも二次試験の事例Ⅱででてくるので覚えておきたいです。

中小企業は経営資源が少ないので、製品ラインやアイテム数を絞る戦略をとることが多いです。

 

二次試験に関する知識は必ず覚えたいですね☆

今回は以上となります。

 

エイ、エイ、オーーー!!

ガンバリマッシュ!୧(๑•̀⌄•́๑)૭✧