あゆゆうです☆
本記事では、毎日一問、中小企業診断士一次試験の問題と解説をブログ記事にし、皆さんと一緒に問題を解くことで、
継続的にアウトプットすることを目指していきます。
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R2年度経済学・経済政策第15問
働くことにより得られる所得と余暇のバランスを考えることは重要である。下図
は、家計の所得と余暇の組み合わせについて、予算制約線と無差別曲線を用いて示
したものである。賃金の上昇に伴う点 E から点 F への移動に関する記述として、
最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
ア 点 E から点 G への変化は、実質所得の増加によって、正常財としての余暇
の需要が増加する部分であり、「所得効果」という。
イ 点 E から点 G への変化は、賃金の上昇によって、時間の配分が余暇から労
働に切り替えられた部分であり、「代替効果」という。
ウ 点 G から点 F への変化は、実質所得の増加によって、正常財としての余暇
の需要が減少する部分であり、「所得効果」という。
エ 点 G から点 F への変化は、賃金の上昇によって、時間の配分が労働から余
暇に切り替えられた部分であり、「代替効果」という。
https://www.j-smeca.jp/attach/test/shikenmondai/1ji2020/A1ji2020.pdf
私の解答プロセス
代替効果と所得効果の問題
①EからGの変化は代替効果、GからFの変化は所得効果である
→アとエは不正解
②余暇と労働の関係性は代替関係で、代替効果。GからFは所得効果。
③代替効果は2財の関係性を意味するもの。所得効果は実質所得の増加に関係するもの。
→所得効果の説明ではないので、ウは不正解
ア 点 E から点 G への変化は、実質所得の増加によって、正常財としての余暇
の需要が増加する部分であり、「所得効果」という。
イ 点 E から点 G への変化は、賃金の上昇によって、時間の配分が余暇から労
働に切り替えられた部分であり、「代替効果」という。
ウ 点 G から点 F への変化は、実質所得の増加によって、正常財としての余暇
の需要が減少する部分であり、「所得効果」という。
エ 点 G から点 F への変化は、賃金の上昇によって、時間の配分が労働から余
暇に切り替えられた部分であり、「代替効果」という。
よって、イが正解
必要知識一覧
代替効果
所得効果
全部効果
覚えたいポイント
片方の価格や価値等が下がると、もう片方の需要が減るる。
片方の価格や価値等が上がると、もう片方の需要が増える。
これを代替効果と言います。
価格が増えたり減ったりしたときに実質所得に与える影響の効果のことを、所得効果と言います。
例えば、
①ある財の価格が下がると、実質所得は上がります。
②ある財の価格が上がると、実質所得は下がります。
実質所得が上がった時、
①消費量が上がる財を、上級財
②消費量が下がる財を、下級財
とそれぞれ呼びます。
また、
所得効果が代替効果を上回る下級財をギッフェン財と呼びます。
全部効果は、代替効果と、所得効果の合計値となります。
これも、グラフを書いて覚えることをおすすめします☆
視覚的に記憶すると、記憶の定着にもなります。
今回は以上となります。
エイ、エイ、オーーー!!
ガンバリマッシュ!୧(๑•̀⌄•́๑)૭✧