あゆゆうです☆
本記事は、中小企業診断士試験に関する記事です。
今回は私が受験し66点を獲得した、R3年度中小企業診断士筆記試験、事例Ⅲの自身の再現答案とその考察について紹介します。
- 66点を獲得した再現答案の公開(営利目的での引用、使用の際はお問い合わせください)
- どの記述により加点されていたか考察
- 足りなかったキーワード
得点開示記事のリンク
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66点の解答を書いた試験直後の手ごたえ
今回、私は事例Ⅲで66点を獲得できました。ちなみに予備校採点サービスを3社出しましたが、A評価が1社、B評価が2社でした。
私の試験直後の手ごたえは
良くて55点。実際は50点くらいかも・・・。事例Ⅳで挽回しなければ!!
と、60点は絶対に到達していないだろうと感じていました。
事例Ⅲの攻略の鍵は、
- 与件文の内容を段落ごとに、各問題に振り分けること。
- 成長戦略の問題、SWOTの問題は確実に点数を取ること。
- 生産管理の問題は、生産計画と生産統制の内容を書くこと。
だと思っています。
書いてある内容や文章構成に関しては、はっきりいって自信がありませんでしたが、与件文の内容は重複無くか書けたと思います。
事例Ⅲ再現答案の公開
下記が、再現答案になります。
第1問
a
①企画~完成品までの一貫受託生産体制。②手作り感のある高級仕様な自社ブランド品。
b
①製品デザイン部門の新製品開発経験が少ない事。②製造部門の対応と効率性が悪い事。
第2問
課題①a
生産計画サイクルの短縮。
対応策①b
生産計画サイクルを短縮する事で、生産計画立案後の受注内容の変動や特急品の割り込みによる計画の変更を削減し、裁断工程の機械稼働率を向上させ、効率化を進める事。
課題②a
生産ロットサイズの見直し。
対応策②b
生産ロットサイズを受注量分へ変更し、納品量以外の在庫を削減する事で、裁断・包装・出荷工程の在庫管理業務を削減と、業務分担の見直しをし、余剰人員を創出する事。
第3問
製品企画面の課題は、製品デザイン部門の新製品企画・開発の経験を増やし、マーケティング力の向上により自社ブランドを市場へ訴求させる事。生産面の課題は、①縫製工程の作業員の技術習熟度向上と、②在庫量の適正化により、欠品を抑制する事、である。
第4問
C社の熟練職人の縫製技術を活かし、海外との価格競争を避ける効果を得るため、熟練職人の手作りで高級感を出すほうを選ぶ。対応は、①計画的なOJTやジョブローテーションにより技術を承継し、②IE等により技術の標準化・マニュアル化での共有により、技術習熟を進める事、と助言する。
注:営利目的で使用、引用、使用の際はお問い合わせください。
事例Ⅲ R3年度試験問題
下記をご参照ください。
https://www.j-smeca.jp/attach/test/shikenmondai/2ji2021/c2ji2021.pdf
加点キーワードの考察
第1問
第1問(配点 20 点)
革製バッグ業界における C 社の⒜強みと⒝弱みを、それぞれ 40 字以内で述べよ。
再現答案
a
①企画~完成品までの一貫受託生産体制。②手作り感のある高級仕様な自社ブランド品。
b
①製品デザイン部門の新製品開発経験が少ない事。②製造部門の対応と効率性が悪い事。
得点を見てからの自己評価
ほぼ全てのことが書けているかと思います。
予想20点
考察・漏れたキーワード等
特に無し
私が持っていた知識
第2問
第2問(配点 30 点)
バッグメーカーからの受託生産品の製造工程について、効率化を進める上で必要な
⒜課題 2 つを 20 字以内で挙げ、それぞれの⒝対応策を 80 字以内で助言せよ。
再現答案
課題①a
生産計画サイクルの短縮。
対応策①b
生産計画サイクルを短縮する事で、生産計画立案後の受注内容の変動や特急品の割り込みによる計画の変更を削減し、裁断工程の機械稼働率を向上させ、効率化を進める事。
課題②a
生産ロットサイズの見直し。
対応策②b
生産ロットサイズを受注量分へ変更し、納品量以外の在庫を削減する事で、裁断・包装・出荷工程の在庫管理業務を削減と、業務分担の見直しをし、余剰人員を創出する事。
得点を見てからの自己評価
受託生産品の課題については、間違えずに記述できました。また、第1問の弱みを克服する内容をか書けたと思います。
課題・対応策①については、機
械化が進んでいる工程の効率化をあげてしまい、加点があまりされていないと思います。
課題・対応策②については、課題と対応策どちらも加点がされていたと考えられます。
予想21点。
考察・漏れたキーワード等
弱い工程についてあげたかった。
私が持っていた知識
生産計画サイクルの短縮
生産ロットサイズの見直し
第3問
第3問(配点 20 点)
C 社社長は、自社ブランド製品の開発強化を検討している。この計画を実現するた
めの製品企画面と生産面の課題を 120 字以内で述べよ。
再現答案
製品企画面の課題は、製品デザイン部門の新製品企画・開発の経験を増やし、マーケティング力の向上により自社ブランドを市場へ訴求させる事。生産面の課題は、①縫製工程の作業員の技術習熟度向上と、②在庫量の適正化により、欠品を抑制する事、である。
得点を見てからの自己評価
製品企画面の課題については、前半部分は正しいが、やや一般的なことを書きすぎました。
生産面の課題もやや一般的な内容でした。課題はしっかり書かれていると思います。
12点
考察・漏れたキーワード等
製品企画面で、成功例である旅行雑誌への掲載や、強みであるオンラインサイトに関する記述が欲しかったです。
私が持っていた知識
特に無し
第4問
第4問(配点 30 点)
C 社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで
高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製
品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。
C 社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どの
ように対応するべきか、中小企業診断士として 140 字以内で助言せよ。
再現答案
C社の熟練職人の縫製技術を活かし、海外との価格競争を避ける効果を得るため、熟練職人の手作りで高級感を出すほうを選ぶ。対応は、①計画的なOJTやジョブローテーションにより技術を承継し、②IE等により技術の標準化・マニュアル化での共有により、技術習熟を進める事、と助言する。
得点を見てからの自己評価
熟練職人縫製技術を生かした高付加価値化の論点は加点要素。中小企業は単価を上げて勝負をするため。効果まで書いたことで点数を伸ばせた。
対応策は、やや一般的なこと書いた印象でした。
予想13点。
考察・漏れたキーワード等
バッグを一人で製品化するために必要な製造全体の技術習熟が必要とあるので、その辺を書ければ良かった。
熟練職人の一対一での指導など。
私が持っていた知識
標準化・マニュアル化
ジョブローテーション
高付加価値戦略 競争戦略 差別化 成長戦略 アンゾフの成長ベクトル
誰に、何を、どのように、効果
以上、事例Ⅲの再現答案の考察でした!
エイ、エイ、オーーー!!
ガンバリマッシュ!୧(๑•̀⌄•́๑)૭✧